産後の便秘
産後に便秘を訴える人は少なくありません。妊娠中は便秘になりやすく、産科から鉄分を処方された方も多いと思います。しかし産後、便秘が継続してしまうことがあります。原因となるのは分娩時の出血です。分娩のときに出血したため陰血が消耗して腸の水分が少なくなってしまうということによって便秘になります。ほかに喉が渇きやすくなったり、腹部が張るなどの症状があります。また妊娠中から続いていた長期的な便秘が習慣化してしまい、産後も便秘が継続してしまうこともあります。新生児の世話などで特に忙しく、母親は自分自身の体調管理を怠りがちとなってしまいます。産後一週間は新生児とともに病院に入院しているため、母子同室でなければ安静にしている時間をとることも可能です。しかし退院後は24時間体制の新生児の保育によって睡眠や食事が不規則になったり、排便の時間をゆっくりと取ることができなくなり、更に悪化してしまうのです。
産後の便秘の原因
産後の便秘はボディラインの修繕・回復の妨げとなります。会陰切開の傷が痛んで腹部に力を入れることができなくて産後に便秘となる人もいるでしょう。特に円座を使うほど傷が痛いという人は、排尿に困難を覚える人も多く、なりやすいようです。産後の便秘は母乳に水分が取られることによって引き起こされることがあります。このほか、骨盤底筋が緩んだことによる産後の便秘には体操が勧められます。骨盤底筋とは肛門の周りの筋肉のことです。ここを締めたり緩めたりする体操を一日4回ほど行うことによって少しずつ失禁などが改善されます。特に完全母乳で新生児を育てている場合は水分不足も考えられるので、水分を多めに摂取するように心がけましょう。お茶はビタミンを含んでいるため身体によいとされていますが、水に比べて腸で水分を吸収してしまう率が高まるので、お茶やジュース類よりもできるだけ水を摂取したほうがいいです。特に空腹時には効果があります。
産後の便秘の症状
産後に便秘になってしまった話は珍しい話ではないようです。産後の便秘や失禁は、大抵は入院期間中に回復するものですがなかなか治らないままに退院してしまう人もいます。忙しさにかまけて放置していると痔になってしまうこともあります。一ヶ月たっても改善しない場合は、出産した病院で受ける一ヶ月健診のときに医師に相談してみるのもよいでしょう。通常、産後は妊娠中に変わった体質が妊娠前の体質に戻りますが、時々戻らないといった話も聞きます。産後の便秘が三ヶ月たっても治らない場合もあります。風邪と同じようにこじらせてしまうと治りにくいことがあります。心配なようでしたら内科を受診してみるのもいいかもしれません。医師に相談した場合はなんらかの母乳に影響がでない薬が処方されます。助産師さんに相談した場合は食事の指導や便秘改善の体操などを教えてもらうことができます。投薬治療は気が進まないようでしたら、助産師外来のある病院もしくは母乳マッサージを行っている病院を受診してみるとよいでしょう。
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最終更新日 2012/05/20/ 13:12:04